成人式に行かなかった。

成人式には、行かなかったのです。行くのが恥ずかしかったので。

成人式に行かなかった代わりのように数週間後、仕事がなかった平日に市役所へ行き、記念品を貰って行きました（忙しいからなのか、面倒なのか、知らないのかどうかわからないが記念品を貰いもしないのもいるらしい）。

「成人式に出て欲しかった」と嘆く親もいますが、うちの場合だと別に嘆いてはいなかったです（妹は出ていた）。

数週間後に来たお友達からの手紙には「知っている人がたくさんいて嬉しかった（来れば良かったのに）」と記されていましたが「まだ言っているの？」、「行けない」という気持ちが残っており、今でも行ってみたいと思わず、昔の自分を知っている人から会場内で何言われるかわからず、今でも不参加を後悔していないです。

高校二年生のとき「自分も成人式に行くのか？」とか思ったり、「あと3年だな」と思ったりもしたのですが、自分の場合だと当時から全く興味なかったです。

前日に成人式のことなどすっかり忘れていたら、お友達電話が来て「明日行くか？」と聞かれ、「行かないけど」、「面白くないから」等と答え、「一生に一度しかないのだから」と必死の反撃もされましたが自分も譲らなかったのです。

最後に「ごめんね」と答えましたが「なぜ謝らないといけない？」、「せっかく忘れていたのに」、「成人式なんかなければいいのに」等と思っていました。

この思いは未来を予言していたかのようにも今では思います。現代では成人式のあり方が問われているからです。

なお、成人式発祥の地は埼玉県北足立郡蕨町（現蕨市）です。