こんにゃくの日弁当にはこんにゃくも、豚カツもありました。

きょうのべんとうには豚カツもこんにゃくもありました。きょうは既報の通りこんにゃくの日でしたね。

豚カツは豚肉を薄切りしたものに小麦粉や溶き卵液にくぐらせてからパン粉をつけ、多量の食用油で揚げた日本のカツ料理。明治時代にイギリスから伝わった西洋料理のカツレツが日本独自の発展をした料理で、現在は欧米に日本の料理「Tonkatsu」と紹介。

多量の油を使って揚げる調理法が特徴で、主に使用されるのは豚のロースまたはヒレ。表記は、「とんかつ」、「とんカツ」、「トンカツ」、「豚カツ」等様々で、単に「カツ」と表記される事も多い。

「10」を「とん」とする語呂から10月1日と10月10日は「トンカツの日」、「とんかつの日」とされている。

明治32年、東京都銀座の洋食店「煉瓦亭」が発売した「豚肉のカツレツ」（後に「ポークカツレツ」と改称）は、それまでの「カツレツ」とは一線を画す（明確な違いがある）料理で、大量の油で豚肉を揚げ、温野菜のかわりに生キャベツの繊切りを添えて提供し、人気を博した。この煉瓦亭式のポークカツレツから、大正7年に「カツカレー（河金丼）」と、大正10年に「カツ丼」が派生。同年、新宿の「王ろじ」が厚いヒレ肉を大量の油で揚げる技法のカツレツを初めて「とんかつ」と命名し売り出したという。

大正12年の関東大震災後、洋食や中華料理の人気に押されて人気が下降していた日本蕎麦屋が起死回生策としてカツ丼やカレーライスを扱い始め、気安く食べられる「蕎麦屋の洋食」として大当たり。

昭和4年、東京都御徒町の洋食店「ポンチ軒」が「とんかつ」を販売。厚いカツを箸で食べやすいようあらかじめ包丁で切り分け、茶碗飯と漬け物と味噌汁で食べるという和定食の様式で客に出した。2.5-3cmという厚くスライスされた豚肉に十分に火を通す加熱調理法を考案した島田信二郎は「とんかつの発明者」と呼ばれるが、自分の料理を「とんかつ」と呼ばれる事を嫌っていたともいう。

昭和7年には下町の上野の「楽天」や浅草の「喜田八」など「とんかつ専門店」を名乗る店が次々と開店し、とんかつブームというべき様相を呈し、同じ頃須田町食堂やデパートの大食堂など、和洋中華のすべての料理を扱う大衆飲食店が人気となり、豚カツが普及。一方、当時は昭和恐慌のまっただ中で、安サラリーマンの贅沢は給料日に肉屋の店頭で買う一枚五銭の豚カツとも言われた。

あれ？こんにゃくの話は、、、、長くなりますからこれは別の機会に。