2019年に秋田県鹿角郡小坂町内にある、小坂製錬小坂線小坂駅跡で買った。ここに貴重な車両群がある。
2019年、秋田県内を旅行していた。現時点では知人との最後の旅行。以前から彼は何の相談もななく、無断で頻りに予定を入れており、
20回以上も迷惑をしていていて、「仕事があるのに困っている」などの理由で、どうにか抗議の末、2020年2月でやめさせていただきました。もっと早く言っておけばよかった。
廃止後、駅周辺の土地を小坂町に賃貸し、車両や駅舎、施設などを無償譲渡する形で、2014年6月1日に保存展示施設を開場させた。ディーゼル機関車は、構内で体験運転が可能。
同年11月21日、文部科学省の文化審議会は登録有形文化財の登録対象として、「小坂駅本屋とプラットホーム」および「小坂機関車庫」を答申し、官報告示後に正式に登録されることとなった。
これは非常に良いことだが、問題は日本の文化予算はフランスや韓国に比べて少なすぎることだ。保存車両が解体されたら「馬鹿者、何考えているのだ」と言いたいし、自滅行為でもあり、責任の取りようなく、いくらこき下ろしても足りず、専門家の意見を聞かないのは頭悪すぎで、実物への敬意が全くなく、費用などは別として何らかの形で保存の方法はあったし、誤った認識が共有され、傍に知識や技術を知る人や高学歴の方々もいる筈なので如何様にもなったに違いない。
一概に金銭で語れないが、日本人には保存車にドイツ以上に文化財的な認識がなく、安易な解体は明確な目標を見失っていて、保存意欲が生まれず、必要なことや可能なことを最大限にしなかったことの象徴としか思えず、将来に禍根を残し、文化を消すのと全くの同義などという認識がなさすぎで、どれだけの人が何に思い入れがあるのか計算に入れておらず、本来なら共有財産で、相手が人間なら死体損壊で警察が逮捕する重罪で、埼玉県内では「西武博物館」開業が求められている程で、保存に詳しい人材の不足は悲劇。
福岡県なら国登録文化財の旧九鉄城山三連橋梁(筑紫野市)や内田三連橋梁(田川郡赤村)があり、九州歴史資料館ではパネル展などで県内各地の遺産の紹介を実施し、今後も県内の指定及び登録文化財の保存活用を推進とともに、近代遺産の大切さについても周知していきたいとしている。
福岡県内には久留米市指定有形文化財の大川4号機、宮若市指定有形文化財のアルコ22号機もあり、国指定重要文化財のJR九州鹿児島線門司港駅本屋は2019年に復原・耐震改修事業が完了し、多くの方が訪れ、親しまれている。
兵庫県加古川市にある「キハ2」なら上に屋根があり、4年に1度程度の塗装替えがあれば完璧。 愛知県名古屋市内だと名古屋市電3003が4年に1度程の塗装替えで屋外展示でも、手入れが行き届いていたため、最良の展示状態だったとのことで、それも参考になり、今は日進市内にある。
神奈川県川崎市多摩区の生田緑地中央広場に1971年からD51、スハ42が1985年からあり、両者とも数年に一度、防錆と塗装を実施し、両者とも生田緑地を訪れる皆様に愛され、親しまれるよう良好な保存状態の維持に努めていきたいと川崎市が考えているようで、2020年12月9日に市民生活や地域風土に根ざして継承されてきた文化財を新たに顕彰する「川崎市地域文化財」に決定したなら高く評価できる。
日本の産業発展の歴史からみて、解体という結果となったら恥ずかしく、先人たちの知恵と汗の結晶を粗末にする結果となり遺憾で、劣化するまで放置してきたら残念だ。本当に後世に残してほしいものである。
容易でないことは十分理解できるが、暮らしを豊かにした貴重な産業遺産で、このようなものに左程興味ない人にも身近な存在になれる。このようなものは、歴史に学び、先輩の功績を引き継いでこそ、進歩する。
費用などは保存会を立ち上げた上で会員有志から集めて充てること、即ちクラウドファンディングかそのような方式を取らないといけないし、戦後日本の産業発展における宝だから、後世に残さないといけないもので、各者に価値を再度見直していただきたい。
千葉県なら民有、公有を問わず、様々な車両があり、その由来や保管状況も様々と推察され、千葉県教育委員会は、小湊鐵道蒸気機関車3両、茂原庁南間人車軌道人車1両を指定文化財に指定し、小湊鐵道の駅舎など23件を国の登録有形文化財に登録などをして、県内の駅舎も貴重な交通遺跡として1998年に「千葉県の産業・交通遺跡」という報告書を刊行し、その歴史的価値を紹介しているという。
このように千葉県教育委員会では地域の歴史や文化を考える上で欠かせない様々な文化財があり、その全ての保護は都道府県や市町村だけでは困難なのは事実。
更に求められているのは市町村や文化財所有者と調整を図りながら保護、保存できなくなったら必ず廃棄処分せずに早期に他者への譲渡、国が官民を問わず地域総がかりで文化財保護に取り組むこと、地域の多くの人々の理解と参画、錆止めにサビキラー使用、最新保存技術の最大限活用、不必要な投資をしないこと、可能な限り最大限に解体回避のための努力、遊休資産とみなして課税対象にする税制もあり、 産業遺産としての保存を積極的にさせたいなら無車籍車両へ税制見直しなど財務省がどうにかすることなど。
県内では過疎化も気になる。各地でそれは該当するのだが、過疎地に求められていることには、廃棄物は45種類に分別し、まだ使える不用品は処分場に申請し引き取って貰い、引き取った不用品は申請すれば誰でも無料持ち帰り可能とすること、棚田オーナー制導入、棚田ライトアップ、廃校や空き家を改修した施設を造ること、葉っぱビジネスや住民参加型バイオマス利活用、住民参画型のまちづくり実施、量り売り百貨店開業、廃棄物回収を行わず、住民が自ら処分場へ廃棄物を持ち込ませること、廃棄物持ち込みが難しい高齢者には2ヶ月に1度の回収などがある。実施は費用がかかりすぎることから、クラウドファンディング立ち上げで一部でもいいから資金調達も一考で、今なら「マクアケ」だってあり、過疎地の救世主には移動販売車やデジタル技術、ドローン、小型バスなどもある。
弊ブログ発展のため↓のクリックもお願いします。